テンション・リダクション効果とは、テンション(tension緊張)が
リダクション(reduction減少・消滅)してしまう現象のことです。
つまり、緊張状態がなくなったあとは注意力が下がってしまうという
心理効果の一つです。
例えば、大きなプロジェクトのヘッドを担当していて、
そのプロジェクトが成功するまでは、とても緊張状態が続いていますが、
それが成功すると緊張感が緩んでしまい、
普段はしないようなミスをしてしまったりするのも、
このテンション・リダクション効果です。
また、とても高価なスーツを購入する時には、
決断するまで緊張感がありますが、ひとたび購入を決めた後、
店員さんから「こちらのネクタイはこのスーツに似合いますよ」と勧められると、
たいして考えもせずに購入を決めてしまったりすることも同じ現象です。
所謂、「ついで買い」ですね。
皆さんはこのような事はありませんか?
緊張の糸が切れた時こそ、要注意ですね。
ビジネスコーディア学®では、このような心理効果や認知バイアスを
ハーバードビジネススクールの行動経済学クラスを修了した
荒井弥栄が、ビジネスに活かせるようにお伝えしています。