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  • 執筆者の写真Yae Arai

Vol.11 利用可能性ヒューリスティックとは?


「利用可能性ヒューリスティック」は、自分にとってその情報の引き出しやすさで、

確率や程度を判断する思考プロセスのことで、

行動経済学における重要概念であるヒューリスティックの中でも

大きな位置を占めるもののうちの一つです。


自分にとって思い出しやすい事柄は、よく起きることであり、

他人もよく知っているはずだと思いっていませんか?

逆に自分にとって馴染みがない事柄は、世の中でもあまり起きないし、

他人もよく知らないはずと思ってはいませんか?


例えば、飛行機事故のニュースが流れたときには、

「今飛行機に乗るのは危険そうだ」として認識されることが多いですし、

交通事故のニュースを見た後は、「なんとなく車に乗るのが嫌だ」となり

「明日は電車で行こう」と思う人が多いそうです。


「今、思い込みが起きていないかな?」と、一呼吸おいて考えることが大事ですね。

楽観的になりすぎることも危険ですが、テレビでもネットでもニュースにおいて

「今日は概ね平和な一日でした」と流す訳が無いので、

事件事故を扱うのがニュースだという事も意識の片隅に置いておくことも

大切そうです。

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